賃貸オフィスはどうやって借りる?初めてでもわかる契約の流れ

賃貸オフィスを選ぶときに重要なこと

事業のために賃貸オフィスを借りたいならば、物件選びから始めましょう。ただし、闇雲に物件の情報を集めたり下見をしても、良い結果にはなりません。なぜなら、自分でもどんなオフィスを借りたいのかがわかっていない状態では、正しい決断ができないからです。何人の従業員が働くのか、どんな仕事をするのか、賃料はいくらまで出せるのか、立地はどこにするのかといった賃貸オフィス選びの基準を、一つ一つ考えていきましょう。それぞれの基準を考えるときには、妥協も必要です。例えば良い立地にすれば賃料が高くなりすぎて支払いの負担が重くなりますし、賃料の安さを優先すれば通勤や取引先との商談がしにくい郊外になってしまいます。譲れない部分はあるでしょうが、妥協できる部分は妥協してバランスを取るべきです。

契約はどの様に行うのか。

借りたい賃貸オフィスが決まったら、いよいよ法人あるいは個人としての契約をする段階です。必要事項を記入した申込書に加えて、会社案内、決算書といった必要書類などを揃えて不動産会社に提出します。すると不動産会社は、提出した書類や調査会社による信用調査の結果をもとに審査を行います。信用されたら審査に通りますが、資本金が少ないとか事業の将来性が見えないという理由で落とされることもあるので注意が必要です。もし審査に通らなかったときに備えて、候補は他にも用意しておくほうが良いでしょう。審査に通ったときには、重要事項の説明を受けて重要事項説明書に署名・捺印をした後に、賃貸借契約書にも署名・捺印をすれば完了です。契約では、法人ならば会社の履歴事項全部証明書・印鑑証明書、個人ならば契約者と連帯保証人の住民票・印鑑証明書等が必要になります。

中央区で賃貸オフィスを借りるときには、利用できる設備を比較し、円滑に仕事ができるかどうかを考える必要があります。